日産が販売に力を入れているEVの一つが2010年から販売しているリーフである。
2017年9月に2代目が発表された。初代に比べ性能はアップしているが、インテリアデザインはオードソックスなものが採用されている。
おそらくインテリアでEVとして特別感を出す必要はないということだろう。運転席や助手席の座面は大きめで体格の大きな男性でも問題なし。
ステアリングも初代に比べれば扱いやすいものになっている。全グレードでステアリングヒーターを標準装備しているのは寒さに弱いEVならでは。
メーターパネルは視認性に優れており、液晶表示も直射日光で見えないということはない。
走行性能について
EVならではの走りを生むパワートレインと新型パワーモジュールによるモーター駆動電流の増加と、新型プロセッサーによる最新の制御技術を導入したことにより、俊敏な加速性能を実現している。
グーっと強い回生ブレーキがかかるe-Pedalを採用しているため、下りではさほど電力を使用することなく走行可能だ。
さらに車体の低重心化とインテリジェントライドコントロールにより、道路の凹凸による振動を軽減。
モーター音も静かなため、静寂性と快適さをあわせもった車といえるだろう。
プロパイロットパーキングという駐車支援システムが搭載されている。車が自動的に駐車枠を認識し、ステアリングとブレーキ操作を行ってくれる。
リーフの場合、かなり認識精度が高いので、かなり使えるだろう。
気になる航続距離は
現行型となる2代目は40kWhと62kWhのバッテリーを搭載するリーフe+(イープラス)の2タイプが存在する。
e+は2019年1月に追加されたモデルで、バッテリー容量だけではなく最高出力が110kw(150馬力)から160kw(218馬力)となっている、リーフの上級モデルという位置づけである。
航続距離は40kWhモデルの場合、WLTCモードだと322km、e+だとWLTCモードで450kmとなっている。
先代モデルのバッテリー容量は30kWhなので圧倒的に伸びており、それに付随して他の性能も上がった。
航続距離を改良するために回生協調ブレーキや少ない電力で効率的に暖めるヒートポンプシステムで電力効率化を実現。
8年16万kmというリチウムイオンバッテリー容量も保証されている。
充電方法は普通充電と急速充電の2種類。普通充電の場合、フル充電に約16時間必要だが、急速充電だと40kWhで40分、e+だと60分で80%まで充電できる。